中国人の墓と死生観
今日は中国人のお墓と死生観について書きたいと思います。
実はこういうテーマは90年代頃にとても興味を持っていたテーマです。
今回のことで、どうやら中国人にも死後の世界という概念がありそうだということがわかりました。
実は義母は故郷の墓に義父と一緒に葬られるのが嫌だったようです。
この墓は多分義父の家代々の墓になります。
故人の生前の希望を活かすという意味で今回新しい墓を作りましたが、
それまでに大もめにもめたのです。
ちなみにこの地方ではできるだけ実家で最期を迎えるという風習があり、
この墓問題が解決した後、即座にチューブが抜かれ、
故人は最期を迎えるために故郷に戻されました。
で、新しい墓ですが、夫婦の名前が書かれてあります。
義父はまだ生存しておりますので、名前のところが赤くなっております。
逝去してここに葬られたら、名前のところを金色にするみたいです。
で、死生観ですが、どうやらこの地方の人たちは、
死後の魂は墓の下に眠っていると考えているようです。
しかも、移動不可能のようで、墓が離ればなれになるとずっと会えなくなるようです。
つまり、魂は生きているときは肉体に縛られ、死後は遺骨に縛られるという感じです。
あと、葬式に宗教色は感じられませんでした。
牧師も僧侶も道士も来ませんでした。
地元のおじさんがいて、その人がいろいろ仕切っていました。
ちなみにこれらはわたくしが体験したものであり、
決して一般論で語れるレベルでないことを書いておきます。
« 義母の葬式について | Main | 「え」か「が」か »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 5月17日京都北野天満宮、伏見稲荷(2024.06.15)
- 5月2日マクドナルドを食べた話(2024.05.18)
- 4月20日お寿司を食べた話(2024.05.08)
- 離党勧告と別離声明(2024.04.17)
- さとしゃぶを食した話(2024.04.09)
Comments