[シ徐]州西[シ間] 韋応物
独憐幽草[シ間]辺生、
上有黄[麗鳥]深樹鳴。
春潮帯雨晩来急、
野渡無人舟自横。
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この詩の良さを一言で言うと、「七言なのにシブい」というところです。七言詩だから、優雅で上品な香りが漂っていますが、詩の基調はあくまで「シブい」水墨画の世界。
もし、この詩を五言で作ったら、ジミーな暗いだけの詩になってしまうでしょう。というか、ほとんどの詩人は、こういう着想に対し、五言の詩を作るでしょう。
しかし、作者の韋応物さんは、敢えて七言絶句でこの詩を作ったのです。その結果、春の日に蝶々が舞っているような優雅なメロディをBGMに幽玄な水墨画の世界を描き出すことに成功しています。しかも、どちらの良さも消さず、お互いがお互いを高めあう効果を発揮しています。
あまりに暗くて救いようがない曲をわざと長調で作曲することがあると聞いたことがあります。
この詩はそう言った逸話を思い出させます。
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