奇妙な考え方の話
ウチの子供は2人とも不登校です。子供が不登校になると、先生と接する機会が多くなります。その中で奇妙な考え方に出会うことがあります。
その考え方は「嫌なことを一生懸命にやっていると必ず成功する」という謎理論です。この考え方は、保護者である自分に向けて発せられることはないのですが、子供本人に発せられることが多いようです。
まぁ、世の中には嫌なことを一生懸命にやって成功した人もいるでしょう。同時に同じようにして、成功できなかった人もたくさんいるでしょう。また、別の方法で成功する人もいるのです。
そういう成功を否定する気はありませんが、絶対必要条件ではないことがいえますし、成功しなかった人は「努力が足りなかった」という負い目を持ち続けて生きていかなければなりません。また、そのやり方で成功しても、さらなる「嫌なこと」が目の前に現れたら、それをやり続けなければなりません。そういう考え方にとらわれてしまった人は往々にしてそういう人生になりがちです。
例えば、嫌で嫌で仕方なかった勉強を一生懸命やって、大学に行って、一流企業や官公庁に就職したとしましょう。そこで上司から「チャレンジ目標達成のため」とか「官邸案件」とか言われてデータ改竄やウソの報告書を書くように言われても逆らえないわけです。それが自分の良心に反し、「嫌なこと」であってもやらなければ成功できないわけです。
あくまでも仮定の話ですが、そういう人生って、正直羨ましくないですね。
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