【漢詩】石魚湖上酔歌並序
七言詩については、いろいろ言ってきました。今回、新たな七言詩の形を見つけましたのでここにだらだらと書きます。
それが標題の詩です。この詩は古詩としては短い上に前半部分に六言という変則的な句を二つ持つ特殊な詩です。
それが故にか、この詩には独特のリズムが感じられます。それは端的に言うと「二拍子」です。余談になりますが、自分は二拍子と四拍子の曲の区別をつけるのが苦手です。実は三拍子と六拍子も区別がつきませんが、そっちはどうでもいいような気がするのです。が、二拍子と四拍子は天と地の違いがあるにも関わらず、違いをはっきり聞き分けられないのです。2と4が倍数の関係にあるせいで、小節の切れ目がはっきりしないのですね。
あだしことはさておきて、この詩ですが、和太鼓で合いの手を入れたくなるようなリズム感があります。前半の変則的部分もそうですが、後半の通常七言詩になっても同じリズム感です。こういうリズム感の詩って珍しいと思うのですが、他にもあるんですかね。留意しておきます。
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