馮諼市義
彼の国で働いていたころ、上司のアドバイスもあって、年に一回、自分の部下たちを集めて、食事会をしていました。全員を集めると50人くらいになってしまうので、各部門ごとに何回かに分けて行っていました。
そのうちである部門は2人しか部下がいなくて、最初は他の多人数の部門と一緒に食事会をしていました。が、その部門はISOの仕事を仕切っていたので、各事業部門のISO担当者とも縁が深く、ある年から、各事業部門のISO担当者も集めて、一緒に食事会をすることにしました。
そして、ある日のこと、腰を悪くして、入院することになってしまいました。これは、彼の国での2回目の入院で、このときは、会社から離れた病院に入院したので、見舞いに来てくれる人も少なかったです。
しかし、ある日のこと、各事業部門のISO担当者と部下2人が見舞いに来てくれたのです。あのときはうれしかったです。そんな気持ちで食事会をしていたわけではなかったし、とても意外でした。その時、脳裏に浮かんだのは、標題の言葉。自らを孟嘗君に擬すとは、多少穿ちすぎの嫌いはありますが、そういうことってあるんだなぁと思いました。
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