末の松山浪越さじとは
最近書いた漢詩の技法の件もあり、和歌にも少し興味があります。そこで、百人一首などに触れているのですが、この間見たこの一首にびっくりしました。
最初は「松山」という言葉に引っかかりまして、愛媛県かと思ったのですが、調べてみるとこの「松山」よりも「浪」の方が意味が深く、津波のことだそうです。要するに津波が来ても「末の松山」を越すことはないということです。
この手の話は東日本大震災のときに聞いたことがあります。「ここより下に家を建てるな」と書いた石碑のことなどです。当時はいわゆる地元の古老などが語り継ぐ説話のようなものというイメージでしたが、百人一首に載るような立派な和歌にそのような言葉を見たことにびっくりしました。
つまり、教訓は「語られていた」だけでなく、書き残されていたのです。
こういう古典を大事にしていきたいですね。
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