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2023.01.18

高校の英語について

わたくしが高校生だったころ、英語教師から「英語は後ろから訳せ」と言われたことがありました。当時はわたくしもまだ子供だったので、その言葉に疑問を感じなかったのですが、今から考えるとあれはとんでもないことだったと思います。

もし、それを真に受けた学生に「後から訳す」などということが習慣づけられたとしたら、その学生は英語を意思疎通の道具として使うことはできなくなるでしょう。なぜなら、英語は全て頭から読むように作られており、ネイティブも、いや、ある一定以上の力のある英語学習者も、みんな頭から読んでいるからです。逆に言うと、くだんの英語教師はその「一定以上の力」すらなかった可能性が非常に高いと言えるでしょう。

思えば、その程度の人間に偉そうにされ、毎日バカにされていたのかと思うと、自分が子供だったとはいえ、本当に許しがたいことだったと思います。

「英語は頭から読め」「英語は英語として聴いて読んで、英語として理解して、英語として書いて話せ」というごく当たり前のことを教えてくれた教師は一人たりともいません。ちなみに、外国語学習において、上記のような習慣を身につけることができなかった学生は致命的な遠回りをさせられることになるでしょう。そして、現実として、わたくしたちは致命的な遠回りをさせられました。あの悪い習慣のおかげもあって、中学から数えて6年間も学習して、英語を意思疎通の道具として使えない学生ばかりでした。6年間も時間をかけて、わたくしたちは、「英語でない何か」を勉強させられていたのです。

そして、その「英語でない何か」を習得できたものだけが社会的に成功できると多くの人が信じていました。事実、今の社会を支配しているのは、その「英語でない何か」を習得した連中なのでしょう。

幸いなことにわたくしはその「英語でない何か」に自分をはめ込むことをしませんでした。おかげでその後中国語に出会ったとき、「後から訳す」などという変なことはせずに頭から読むようにして、できるだけネイティブに近いスピードのヒアリング教材を求めました。そして、学習歴四年でHSK8級(当時)を取りました。その後、中国に渡り、日系企業で通訳、翻訳などをこなしました。

もし、わたくしがあの英語まがいのニセモノを偉そうにおしつけてきた教師もどきたちの忠実な学生たりえたら、外国語の習得など、夢にもありえないことだったでしょう。わたくしにとって、幸いだったのは、あの教師もどきたち(特に高校)に人間的魅力などかけらもなく、尊敬させるものも全くなく、英語まがいのニセモノに少しも染まらなかったことです。

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