高校時代の掃除の話
自分が高校生だったときの話です。二年生のクラスが今から考えると異常な状態でした。表面上は普通のクラスでしたが、明らかにおかしなことが起きていました。
おかしなことのひとつは掃除です。他のクラスと同じように放課後生徒が交代で教室を掃除することにはなっていましたが、実際に掃除をしていたのは、自分ともう一人の女子生徒だけでした。
授業が終わると形だけ机を後ろに集めて、掃除をするような形にして、何もせずに机を元に戻すと言った感じで、他の生徒は掃除をせずにしたフリだけしていました。
多分、こういうことには、首謀者がいたんだと思います。自分には見えませんでしたが、首謀者たちが、「こういうズルをしよう」みたいに立案して、他の生徒はただ周りを見て「みんながサボるからサボる」みたいな感じだったのだと思います。
自分はそういうのが嫌いな性分で、二年生のときだけはまじめに掃除していました。ちなみに三年生になると、通常のクラスになり、周りがまじめに掃除をするようになったので、今度は自分だけ掃除をまじめにやらなくなりました。
今から思い返すと、自分は若い頃はダメ人間で箸にも棒にもかからない男だったけど、こういうところだけは抑えてさんだなと思います。ただの天邪鬼だった可能性も否定できませんが、アイツらに与することなく、自分の道を貫けたのはよかったと思います。今はあの頃の自分の頭を撫でてやりたいです。
そして、あの頃のクラスメイトのみなさんへ。たぶんあれからも周りの様子を詳細に観察し、空気を読んでわたくしよりずっとうまく世渡りして、いい暮らしをされていることと存じますが、残念ながらあなた達はその程度の人間です。
自分は自分でよかったなあ、つくづく思います。
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