ケプラーの法則の模型の話
ケプラーの法則というのは、惑星の軌道が楕円になるとかなんとかいうものです。
わたくしは浅学にして、上記のような知識しかありませんが、子供の頃、明石市立天文科学館にあった「ケプラーの法則」という模型のことはハッキリと覚えております。
それはジョウロのようなものの上の方から小さな鉄球が射出され、ジョウロのようなものの中をぐるぐる回り、最後は穴の中に回転しながら吸い込まれていく、というものです。鉄球は一定間隔で射出されるので、数個の鉄球がぐるぐる回っているような感じになります。
これが何回見ても飽きない中毒性があり、天文科学館に行くと必ずこの模型のところに行き、ボタンを押していました。これは、わたくしだけのことではなく、他の子供も同じようにこの模型に貼り付いていました。家でも地球儀をひっくり返し、そこにパチンコ玉を転がして遊んだりしました。
この模型を見ることで別にケプラーの法則について詳しくなったわけではありません。ただ、射出された直後の鉄球がゆっくり楕円軌道を描きながら回るのを見て、「冥王星(同時はまだ惑星でガミラスの前線基地まであった)って、こんな感じかな」と思ったり、穴に吸い込まれるように落ちていく鉄球が加速した後、穴に落ちずにまるでスイングバイしたようにさらに加速し、ジョウロの上辺まで行き、上がっていくにつれて速度が落ちていくさま、そして、最後は穴に落ちていくのですが、その時はすごい速度で回転しながら穴の中の入っていくのです。天文科学館に行くたびに吸い込まれるようにそれらの姿に見入っておりました。
今、明石市立天文科学館にこの模型は展示されていません。故障して動かなくなったのかも知れません。しかし、わたくしはあの模型の復活を希望します。今の子どもたちにもあの模型は刺さると思うのです。
« 人工光合成の話 | Main | 結局コーヒーかよ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 50代のまとめ(2025.02.10)
- 阪神春日野道駅の思い出(2025.02.04)
- 充電式か乾電池式かの話(2025.01.22)
- 中国語講座の話(2025.01.21)
- 人類滅亡の話(2025.01.18)
« 人工光合成の話 | Main | 結局コーヒーかよ »
Comments