東日本大震災のインパクトの話
最近、想い出話が多いのですが、今回は彼の国にいた時の話です。
そうです。2011年3月11日、わたくしはかの国にいました。ちょうど、日本からの出張者のお世話をしていて、土日も一緒にご飯を食べに行ったりしていたような気がします。
地震の発生を知ったのは、ローカル幹部で、彼がわたくしに教えてくれました。その時に見たマグニチュードの数値に目を丸くしました。阪神淡路大震災の7.3を超える数値だったからです。一目で大事が起きたことを悟りました。その後、通信社からこのニュースのメールが来たので、日本人社員全員に転送したのを覚えています。
その日はちょうど金曜日で、土曜日と日曜日は、テレビに釘付けになりました。特に福島第一原発は、彼の国でも実況生中継をやっていました。一番印象的だったのは、例の水素爆発です。彼の国のテレビは、実況生中継をやっているので、確かBBCか何かの映像を使っていたと思いますが、そのまま爆発した映像を流していました。しかし、日本のテレビは、この世界中に報じられている事実を隠していました。実際に日本のテレビが報道したのは一時間後くらい後のことです。爆発したという事実だけでかなり落胆しましたが、この事実をすぐ報道しなかったということでさらに落胆しました。
それはともかく、隣国での災害だったためか、あの震災のことは、彼の国でもよく報道されていました。各局が毎日のように特番を流していました。今から考えると、例えば、今年のトルコの地震とか、NHKのニュースでちらっとやるけど、わざわざ特番まで組まないですよね。それが毎日特番ですから、あの震災が世界に与えたインパクトはすごかったんだなぁと思います。
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