群を作る生き物の話
最近、群を作る生き物について考えています。これはわたくしが高校生の頃考えていたものでその時は「お魚の群」という詩を書いたことを覚えています。所詮高校生が書いた詩なので、大した内容ではないのですが、「小さい弱い生き物が群で暮らしている。みんなは周りを見てそれに合わせることだけ考えて生きているけど、そんなんでいいんか?」みたいな内容のものです。
今また同じ内容について考えているというのは、わたくしがそういう環境にいることが大きいですね。
さて、上記群を作る生き物ですが、一見、彼らを捕食する側からすると、とても捕食しやすい状況だと言えます。自分のエサがバラバラに存在するのとまとまって存在するのでは、後者の方が圧倒的に見つけやすいし、捕食しやすいでしょう。しかし、これだけたくさんの生き物が群を作り、生き延びてきているということは、群を作るメリットがあるはずです。
そこでそのメリットを考えてみました。
そこで考えついたのは、ぼーっとした個体でも生き残る可能性が高くなる、ということです。群を作らず個別に生きているとぼーっとした個体は天敵に捕えられたりする確率が高くなるし、エサにありつける可能性も低くなります。しかし、群の中に入ればこれらの弊害を低減することができます。要は周りに合わせて動いていけば、敵にも気づきやすいし、エサにもありつけやすいということです。
人類は群を作る生き物です。だから、上記メリットを享受することができました。
しかし、周り合わせて動くことばかり考えていると楽ですが、楽な分だけ、バカになっていきます。それは、筋肉を使わなければ弱くなっていくのと同じで、自分で考えることをしなくなると思考力が落ちてくるのです。これは、わたくしが今の環境で実際に観察できていることですが、とても恐ろしいことです。
なので、周りに合わせて動く前にまず自分で考えることが大事です。それで失敗してもいいじゃないですか。次変えていけばいいのです。
とにかく、自分で考えてください。
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