昭和歌謡曲の定番ネタの話
昭和の歌謡曲を聴いていると、ときどき「好きな人と別れて、親の薦めた別の人と結婚する」といった内容の歌に出会います。
今思い浮かぶのは、『あずさ2号』ですね。あと、『22歳の別れ』なんかもそんな感じがします。
わたくしは、昭和生まれですが、これらの歌謡曲はわたくしが子供だったころにヒットしたものであり、どうもこういう状況についての実感がありません。具体的に言えば、こういう状況になった女性と言う具体例を知りませんし、聞いたこともありません。
「好きでもない人と結婚させられる」なんてことが戦前ならともかく、戦後にもあったのかどうか、上流階級の方だとあったのかもしれませんが、わたくしは生来の貧乏人ですので全く実感がありません。しかも、歌の中ではそれは当たり前の現象であり、本人も受け入れているといった感じです。普通に考えると江戸時代じゃあるまいし、好きでもない人と結婚させられるなんて非人道的なことが罷り通っていたなんて、あまり考えにくいのですが、歌に出てくる女性たちはそれを当たり前のこととして受け入れているのです。
歌がヒットすると言うことは、当時の人々の共感を得なければなりませんので、当時はそういう状況に共感を感じる人たちがいたということで、これは、今であればまず考えられない話です。
この話も結論がないのですが、昭和の時代にそういう事象が散見されたのでしょうかね。よくわかりません。
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