VOAがなくなった話
わたくしが、中国語学習に夢中になっていた頃、あの頃は、今のようにインターネットも発達しておらず、インバウンド需要もなく、中国語に触れる機会に飢えておりました。そんなわたくしにとって、貴重な生きた中国語素材の一つは、ラジオの短波放送でした。この辺の話は、ズーーーーーーっと前にしたことがあると思うのですが、その中でもVOAは、特別な存在でありました。
まず、なかなかクリアに聞けないというのがあって、これは中国大陸からの妨害電波が被せられていたからです。たまにクリアに聞ける時は、喜び勇んで聞いたものです。内容は、ほぼほぼ米国のプロパガンダで、如何に米国が夢の国であるかを喧伝していたのですが、中国政府に対する批判も切れ味鋭く、聞いていてスカッとするものがありました。
日本に帰ってきてからも、時折、YouTubeチャンネルなどで、陳破空先生の早口を相手にヒアリングチャレンジを試みたりして、中国語が錆びつかないようにする防錆剤として役に立ってくれました。
そんなVOAですが、第二次トランプ政権発足後、コストカットということで、大幅に予算が削られ、職員が大量に解雇されたというニュースが流れました。その真偽は分かりませんが、現時点で全くチャンネルに新しい動画が載ることも無くなりました。
なくなってみると寂しいものです。破壊するのは一瞬だけど、同じものを建設するにはすごく長い時間が必要になります。
あのアルプス一万尺のメロディをラジオに齧り付くようにして聞いていた日々が懐かしいです。
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