挙世皆濁我独清
なぜ司法書士になったのですか?ーーーーよく聞かれる言葉です。これに対しては、「この試験なら受かると思った」とか「自分は法律に向いていると気づいたが、法律で飯を食っていくには司法書士しかなかった」などと答えるようにしています。しかし、これらは、嘘ではないのですが、表向きの理由で、裏の理由が別に存在します。
裏の理由というのは、要するに世の中の人がバカばかりだからです。特に企業の人事担当者たちが、ことごとくボンクラ揃いでした。これらの人とは、実際に会って話したので、手応えのある感触です。
面接に出てくる人、出てくる人がみんなそんな感じで、「あーあ、またか」と思っていました。当然、そんな人にわたくしの能力を見抜ける力があるわけもなく、、、というか、あの人たちは、「応募者に仕事をする能力があるかどうか」を見るのではなく、「応募者に貼られたレッテルが正しいかどうか」を見るために面接をしていたのだと思います。それを見るだけの仕事であれば、あの程度の能力でも務まるのだろうと思います。わたくしだったら、そんな仕事、退屈で嫌になると思うのですが。
正直言って、彼らに言いたいのは「あなたは、8年間、学習し続ける気力がありますか」「あなたは、難関と言われる司法書士試験に合格する能力がありますか」ということです。
能力がないから、能力がある人を見抜けないのだろうし、みすみす優秀な人材を見逃したとしても気づかないのです。人事担当というのは、会社の中でも優秀な人がなるんでしょうから、他の人も推してしるべし、なのです。
ただ、彼らが無能であってくれたためにわたくしは、程度の低い会社に入ることなく、司法書士試験の勉強に勤しむことができたのです。そういう意味ではラッキーでしたし、彼らは、わたくしにとっては「縁なき衆生」だったのでしょう。
最後に言わせて欲しいのは「世の中バカが多すぎる」ということ。世の中が間違っていて、自分だけが正しいと気づいた時、あなたは世の中に屈するのですか? わたくしは、そんなことはしたくないです。汨羅江に身を投げるのもどうかと思いますけど。
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