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2015.06.30

AIIBの拒否権について

今日はAIIBについて書きます。

我が国はAIIBに参加することを見送りました。よって、我が国民の多くにとって、AIIBがこけることはいわゆる「メシウマ」なニュースになり、おそらく多くの国民が「そういうニュース」を見たがっているのでしょう。

で、「AIIBではちうごくに拒否権がある」という報道が頻繁にされています。わたくしも「あー、拒否権ね」といった漠然とした感想しか持っていませんでした。

で、昨日のことですが、暇つぶしにツイッターを見ておりますとドイツのメディアの報道が目にとまりました。

http://www.dw.com/zh/创始成员国签署亚投行基本大法/a-18546754?maca=chi-rss-chi-all-1127-rdf&utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

中文ですが、リードのところで「AIIBでちうごくが全面的拒否権を持っているわけではない」とあります。この辺り、日本のメディアとは書き方が違いますね。ドイツは、参加した側なので、AIIBが失敗されたら困る立場ですし、面白そうなので、続きを読んでみました。

すると、「AIIBでちうごくの出資比率は30%あるが、出資比率が低い国に多めの投票権を割り振っているので、投票権は26%」と、さりげなく「公平にやってますアピール」がありました。いい遅れましたが、このメディアは中共の提灯記事を書いて、亡命民主派の方々から批判された過去を持っています。

さて、さらに読み進めますと、「しかし、一部の重要案件では75%以上の賛成が必要であり、そういった案件ではちうごくが拒否権を持っていることになる」とのこと。

で、その重要案件とは、「総裁の任命、会員国の脱退あるいは資格停止、定款の変更」だそうです。

つまり、ちうごくが持っているのは個別の融資案件について、ちうごくさまの虫が好かない案件はボツにできるとか、そういう「オレ様拒否権」ではありません。ただ、日本のメディアの報道では、まるで「オレ様拒否権」があるかのように書かれていますね。少なくとも、拒否権の内容がどういうものかを書いた報道は、わたくしがググった範囲ではありませんでした。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150629/k10010132031000.html

例えば、上のリンクにあるNHKの報道では、「オレ様拒否権」があるかのように書かれています。でも、NHKがうまいと思うのは、「『オレ様拒否権』がある」とは、一言も書いていないということです。うまくインドの高官の話をつなぎ合わせてそういうふうに持っていっています。

ちなみに、上の3つの拒否権ですが、わたくしが面白いと思うのは、2番目のやつですね。抜けたくてもちうごくさまの同意がなければ抜けられないというw つまり、一旦振り込んだら、資金の引き上げができない仕組みなんですね。

で、最後はやっぱり、「マスコミ報道って、本当に注意してみないといけませんね」と言うことです。

2014.08.16

不動産市場はまだまだ底堅い?

今回、帰国するにあたり、保有しているマンションを売ろうという話になりました。

そこで、うちの家内が近所の人にその旨を打ち明けた所、

「売るのならうちに売ってくれ」というオファーがありました。

さらに、別の方面からも同様のオファーがあり、

不動産購入に対する需要の強さを実感した次第であります。

さて、その後、検討の結果、売らずに人に貸すことにしたのです。

で、うちの家内が知り合いの不動産業者に話した所、

「わたしが紹介しましょう。でも他の人には頼まないほうがいいですよ。

 他の人にも頼むとあなたの携帯電話は鳴りっぱなしになりますよ」

というアドバイスを受けました。

その言葉通り、次の日曜には三組のお客さんが下見にきました。

なんでもわたくしの住んでいるマンションは自分で住んでいる人が多く、

賃貸に出す家主さんがほとんどいないので、需給がかなり緊迫しているようです。

、、、というわけで、何が言いたいかというと、

皆様が手ぐすね引いて待っている中国の不動産バブル崩壊はまだまだ先じゃないか?

ということです。少なくともわたしくが住んでいるマンションではまだまだ底堅い感じです。

中国の各地で不動産の購入制限を外す動きがありますが、

深セン市は制限を外す意向はないようです。

おそらく外しちゃったら、また価格が急上昇すると見ているのではないでしょうか。

あ、ちなみに中国のバブルは、部分的にはたくさんはじけていますよ。

株なんかは指数が全盛期の半分くらいしかないですしね。

ただ、日本と違って経済がブロック化しているので、バブルが連結していないし、

はじけたところで、部分的だったら全体への影響はそんなに大きくありません。

まあ、本丸の一線級都市の不動産バブルが弾けても問題ないかはなんとも言えませんがね。

2014.07.26

失言が失言足りえる状況

下記の記事によると、ある経営者の言葉に反発の声が上がっているそうです。

http://blogos.com/article/91139/

その失言とは、「中国だから輸入しないということはない。信頼できるパートナーを見つける努力をする」というものです。

これが失言になるということ自体がすごいことだと思います。

何がすごいかというと中国の信頼失墜と日本の民度です。

後者については、コメント欄にも香ばしいメッセージが並んでおりますね。

中国の信頼失墜については、かなり取り返しがつかないレベルに達しつつあり、中国のエライさんの方々は重視すべき問題でしょう。

まあ、色んな意味でもう少し冷静に反応できたらいいのになあ、と思います。

加齢臭という「伝説の青い鳥」

下記の記事を読んですごく感銘を受けました。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140723/269077/?rt=nocnt

この記事で作者の方は、必死になって加齢臭という「伝説の青い鳥」を探されています。

わたくしも「加齢臭」というものの存在が実感できません。

わたくしの身体が臭わないというわけではありません。

臭わないということは、この世に存在していないということと同じです。

むしろ30代後半から体臭がきつくなって、かなりひどい状態だと自覚しています。

では、わたくしの体臭が加齢臭かというとたぶん違うと思います。

下のリンクでは加齢臭の成分は「青臭さと油臭さを併せ持つ」とされていますが、わたくしの体臭はどちらかと言うとアンモニア臭でかなりの刺激臭であります。

わたくしの身体から加齢臭が出ていないということではないでしょうが、少なくとも既存の体臭が強くなるに連れ、加齢臭とやらが完全に消されて、全く臭っていないのだと思います。

既存の体臭は汗を大量にかくことで緩和されますが、歳のせいなので諦めるしかありません。

詳しいことは書きませんが、体臭はわたくしの存在の証でもありますので、最低限の努力(毎日風呂に入り、下着を変えるなど)をしている限りは気にしてもしかたがないと思っています。

さて、この文章の作者の先生ですが、結局青い鳥は見つからなかったようですね。

ただ、「加齢臭という概念」がどこから来ているかは、この作者の行動を見ると手に取るようにわかります。

まあ、あんまりテレビとかに踊らされないようにした方がいいといういつもの教訓で終わります。

2014.04.12

中国で放送事故

中国で放送事故があったようです。

湖北電視台の農業番組でキャスターが湖北省のある地方政府が大きなオフィスビルを

建設したことを痛烈に批判した後、番組スタッフより止めるように言われ、

すぐCMに切り替わったとのことです。

中国の田舎では役場を作るときに必要以上に豪華に作る傾向があり、

無駄な出費と批判を呼んでいますが、おそらくそのパターンだと思います。

日本でいう「箱モノ行政」みたいなものでしょうかね?

こういうことがあると、このキャスターの今後が心配になってきますが、

ちなみに報道によると降板になることもなく、引き続きキャスターを

続けることができているようです。

以下、参考リンク。(中文)

http://cn.wsj.com/gb/20140411/rcu095246.asp

2013.05.26

で民主化(笑)はいつなの?

一時期、「識者」の皆様が書かれた「中国の『微博』はすごい。こんな先進的なサービスが普及すれば、中国の民主化間違いなし!」みたいな提灯記事をよく目にしたのですが、最近はあまり目にしませんなぁ。なんか「ウェイボー」とか見ている方が恥ずかしくなるフリガナ付きでw

今も「微信」とか提灯書くネタになりそうなサービスは多々あるのですが、識者の皆様からスルーされまくっております。まぁ、わたくしからするとどっちも政府に制御されたパクリサービスにしか見えないのですが、識者の慧眼には、凡人には見えない何かが見えるのでしょう。

で、ここまで書いてきてふと思ったのですが、もしかしてステマだったの?

2012.10.21

共産党で出世するための八つの条件

どうでもいいけど、この表題はなんだか世にあるインチキブログの題名みたいで嫌だとおもいますが、BBCがこういう記事を書いたらしい。

①若くして入党するべし。
②派閥に入り、コネを確保すべし。
③道徳があるように見せるべし。
④金持ちであることをひけらかすべからず。
⑤男性であるべし。
⑥出すぎた杭になるべからず。
⑦困難な地区での仕事経験を持つべし。
⑧冷酷無情であるべし。

ちなみにこれは、この文章の作者が言っているだけで、わたくしはこんなこと考えつく頭なんてありませんので。

http://www.bbc.co.uk/zhongwen/simp/chinese_news/2012/10/121020_ana_china_angusfoster_topjob.shtml

2012.09.22

デモ、、、三番はなかったんじゃないかな。この曲

深セン市ではまだまだストが伝染病のごとく広がっており、この問題が終わったとは全く言えない状態が続いています。

ですが、デモについては、中国政府が抑える姿勢を見せていますので、終わる方向でしょう。

で、気になるのが今回のデモに関してちうごく政府内部ではどのような評価がされているのか?ということです。

「うまく行った」と思っているのか「やりすぎた」あるいは「もっとやるべきだった」と思っているのか。それとも「暴力で主張するやり方はよくない」と思っているのか。ちうごくのマスコミの報道を見た感じでは「暴力ダメ」的な論調が多いのですが、、、

正解は次回の問題バージョンアップ時(わたくしの読みではそれは近い将来にまた起こる)にわかりますね。その時に、また同じようにチンピラに暴れさせたら、今回の事件の評価は「正しかった(あるいはやり足りなかった)」ということなんでしょう。

ちなみに前回の評価は今回の事件で明らかです。前回のデモについては「正しかった(あるいはやり足りなかった)」と評価されていたからこその今回なんでしょう。

そう考えると、次回も今回の延長線上で起きる可能性が高く、正直未来は暗いと言わざるをえないですね。

2012.09.19

デモ、、、あいつはしくじった(古2

とりあえず、今後を予想してみましょう。

まず、日本ですが、民主党政権が余命いくばくなのはデフォですね。次の政権がどうなるかは今の自民党総裁選次第ですが、今回の騒動で右っぽい候補に対する追い風が吹きました。何れにしても与党になれる可能性のある中では最も左寄りだった政党が国民からさじを投げられることは確実なわけで、そうなると次は右に触れていくのが「憲政の常道」というものでしょう。具体的に言うと、将来尖閣諸島に上陸したり、例の神社に参拝したりする首相が現れる可能性がある、まあ、少なくとも尖閣諸島に何らかの施設を建設したりするようなことは十分にありえるんじゃないかと。

一方中国側ですが、今回の国有化くらいでこんなに火病っているところを見ると、かなり煽り耐性がありません。スルー力ゼロといってもいいでしょう。つまり、上記のわたくしの予想「憲政の常道」が現実になると、今回どころではない、もっとヒャッハーな世界が待っているわけです。

つまり、日中関係に未来はないですね。我々の世代には知恵がないので次の世代に任せましょうなんて言ってたんだけど、次の世代にはもっと知恵がなかったというオチですわ。一番ずるいのは小平同志だと思います。

目にすることのできない「日常」

ちうごくでは、集団暴動事件というか、百姓一揆みたいな事件が年間十万件も起きているそうです。とても信じがたいような数字ですが、割り引いて考えてみても実は日常的にそういう事件が起きていることになりますね。

で、そういう事件は我々外国人がめったに目にすることのできるものではありません。外国メディアどころか中国メディアもそういう取材はご法度ですからね。

さて、翻って今回の反日騒動ですが、「一般の中国人は眉をひそめている」とか「一部の人が騒いでいるだけ」というような声も聞きます。それはそうかも知れませんが、上述の「日常事件」が我々の目に見えるところで現れただけ、という理解はおかしいでしょうか?

そう考えると我々が目にしているものは、それほど珍しいものではないのかもしれません。

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