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2012.10.03

留学時代の自慢話(三国志系)

以下は留学時代の自慢話です。自慢話が嫌いな人は読まないでください。

わたくしは、留学時代、5つの学期を過ごしたわけですが、全部の学期で一番上のクラスにいました。その中で、二学期目の話です。

この学期が始まった頃は、優秀な学生が少なくふさわしいクラスを編成できなかったので、わたくしとあと2名の学生は、聴講生として本科生の授業を聴講していました。そのあたりでだいたい本科生とやらの実力がわかってくるのですが、それはとりあえず置いておきます。

わたくしは主に中国古典文学の授業を聴講していたのですが、あるクラスの先生が「討論会」形式の授業がとても好きで、3回に一回くらいはそういう授業をしていました。わたくしも聴講しながらみなさまのご意見を拝聴する機会に恵まれたのですが、そのほとんどがどっかの学者の本からコピペした内容で、本科生ってこの程度なのね、と思わざるをえない内容でした。

そんなある日のこと、その授業を聴講すると「今日は『三国演義』についての討論をします」と言うではないですか。実は結構サボっていたので、今回そういう流れになっていたことを知らなかったのですが、第一印象は「本科生の分際で、わしの前で『三国演義』を語ろうとは、なんとふてえ野郎どもだ」という不遜なものでした。

で、みなさまのご意見を拝聴いたしておりますと、やはりコピペが主流でした。どうせコピペするんだったら、優秀な先生の本をコピペすればいいのに、突っ込みどころ満載の内容を無批判に発表する同学もいらして、「なんだかなー」という流れになりました。

そこで聴講生と言う身分ながら先生とは面識があったこともあり、わたくしからも一言意見を発表させていただくことにしました。以下がその大意です。

今日のテーマは「『三国演義』の創作の特徴」という議題ですが、まず、『三国演義』という小説のテーマは何かというところから入らないと行けません。それは実に明らかで、「劉備が打ち立てた蜀王朝こそ正統王朝である」というものです。この小説において、このテーマは絶対であり、すべてがこれに基づいて存在するといっても過言ではありません。例えば、先ほどある方が「『三国演義』の登場人物はどんな事件を経験しても性格に変化がないので、ダメだダメだダメだ~」とおっしゃっておられたが、実は全てがそうではない。例えば、曹操は、劉備と敵対していない時代はある程度好人物として書かれているが、劉備と本格的に敵対するようになってからは野心家の逆賊イメージが濃厚になってくる。顕著な例としては、張飛が督郵を鞭打つシーンがあるが、あれは陳寿の『三国志』では劉備がやったこになっているが、作者は劉備のイメージを守るため、その行為を張飛がやったことにした。これこそが『三国演義』の創作の特徴を代表する例である。そもそも『三国演義』は「実七虚三」と言われ、「実」とは陳寿の『三国志』にある内容で、「虚」こそが『三国演義』の創作である。もし、『三国演義』の創作の特徴を論じようとするのであれば、何が「実」で何が「虚」であるかを知らなければならないだろう。つまり、陳寿の『三国志』を読まずして、これを語るのは非常に危ない行為である、、、、

と、ここまでまくし立てたところで、先生が「あなたは陳寿の『三国志』を読んだことがあるのですか?」と聞いて来ましたので、わたくしは「はい」と答えました。本当は面白く無いところは読んでないんですけど、「読んだ」「読まない」で言えば読んだことになるかな、ということでw

以上の発表の内容は、準備もしていなかったし、当時のわたくしの中国語レベルも低かったので、自分としては今ひとつ納得の行かない内容でした。そこで、『三国演義』に関するアレコレを適当に作文にして、先生に見せたところ、これが大変な騒ぎになったようです。ある先生は「これは素晴らしい論文です」とか言い出すし、留学生の仕事の責任者(この人はめったにお目にかかれないエライ人)も、「わたしは、中国の歴史に詳しいつもりだったが、この留学生の作文を読んではじめて『三国志』に裴松之という人が注をつけたということを知った」とか言い出すし、、、最終的には、この「作文」は留学生の文集のトップに載せられ、わたくしの文章だけにこのおじさんによる褒め言葉が書いてありました。おじさんはどうもわたくしが中国に来てからこういう知識を得たと思っていたようですが、実際は、全部日本にいた時に三国志マニアとして得た知識を記憶に頼って書いたものです。だから、上にある内容は全部誰かのパクリですし、日本の三国志マニアにとっては基礎中の基礎とも言える知識ばかりです。

以上が自慢話ですが、なぜこういう話を今頃書いたかといいますと、もしかしたら次に続きます。

2007.07.08

投票で遊ぶ(三国志編)

 中村さんのブログで、ニフティ投票というのを見つけたので、遊んでみました。

 とりあえず、大好きな三国志関係で疑問に思っていること、興味を持っていることについて、作ってみました。

@nifty 投票:蜀の五虎将、誰が一番強い?

上のリンクをクリックするとあなたのブログにも設置できます。(たぶん)まあ、これは、入門編というか、ふつーに投票してください。

@nifty 投票:曹操が献帝を迎えたことについてどう思いますか?

これ、最近興味あるんですよね。ま、これもふつーに投票してください。

@nifty 投票:劉備の若いころの職業はなんだったと思いますか?

小説などではいろんな設定がなされているようですが、本当は?

@nifty 投票:赤壁で曹操が負けた敗因は?

正史を読む限りでは、上と真ん中のどっちとも取れます。

@nifty 投票:生ける仲達を走らせたのは誰ですか?

これは、昔わたくしがニフティで無理やりこじつけて主張していた説でして、あの計略がはまるには、あのタイミングで諸葛亮が死ななければならない、ということは、、、というお遊びですw。

以上、思いつくままてきとーに作ってみました。いずれも投票の下にあるリンクをクリックすれば、あなたのブログにはりつけることができる(そう)ですよ。

2007.04.01

21世紀の馬桶陣!!

 一応4月1日なんで、ネタ行きます。

 -----以下ネタ<下ネタ注意>-----

 諸君は、ご存知だろうか。アヘン戦争のとき、中国の名将・楊芳が使ったといわれる「馬桶陣」という歴史名高い戦術を。

 それは、アヘン戦争のとき、英国海軍の砲撃があまりにも正確なのに驚いた楊芳が、「英国海軍はきっと腕のいい呪術師を使っているに違いない」と踏んで、「呪術には呪術を」というわけで、優秀な呪術師に占わせたところ、「相手の呪術は、女性の尿を使えば効果を消すことができる」という結果が出たため、早速女性の使用したしびんを河岸に並べたところ、瞬く間に効果を発揮し、相手の照準が狂いだしたという戦術である。しびんのことを中国語で「馬桶」と呼ぶため、中国ではこの戦術は「馬桶陣」と呼ばれ、諸葛亮の発明した「八陣図」とともに歴史に名を残すすばらしい戦術として歴史にその名を刻んでいる。

 しかし、歴史の皮肉というべきか、「八陣図」と同じく、「馬桶陣」も時利あらず、残念ながら敗勢を覆すにいたらず、結局いくさには負けてしまった。さらに、その効果を恐れた英軍により「あれは、まったく効果がなかった」という流言が流されたため、今では「近代的な軍隊に対し、呪術的戦術を用いて失敗した例」として、笑い話にまでなっている始末である。

 ただ、現代になって多くの歴史家の努力とさまざまな新資料の発見のおかげで、実はこの作戦は非常に効果があったことが証明されている。

 さて、そこで21世紀の馬桶陣について語ろう。それは、わたしが中国広東省の虎門にある砲台跡に行ったときのことである。これは、有名な林則徐が築いたといわれる砲台あとであるが、当然のように珠江という大河の河口に面している。この珠江は、中国の環境破壊を象徴するような河で、周辺の工業排水、生活排水が垂れ流しになっており、鼻を突く悪臭を発し、黄河とは違った意味合いで黄色くなった水がどろどろと流れている。

 さっき、工業排水、生活排水と書いたが、中国は人口爆発の見本のような国家であり、彼らの垂れ流す「下のもの」は半端な量ではない。珠江の「黄河と違った意味合い」の「黄色くなった水」の主成分が何であるかは、読者の判断に任せたいところである。

 さて、この光景をみたわたしは、はたとひざを打った。これこそ中国海軍が考え出した最強の防衛策、21世紀の海の長城ではないのかと。わたしは、ひそかにこれを「21世紀の馬桶陣」と名づけたが、こうすることにより海外勢力は、中国を侵略できなくなるのである。

 想像してもみたまえ。海外からはるばるやってきた侵略軍たちが最初に目にするのは「黄河とは別の意味合いで黄色くにごったどろどろの水」なのである。こんな光景を目にして、侵略軍の士気が上がろうはずはない。侵略軍にしてみれば、敵を攻めるよりも、まず、水しぶきから身を守るほうが重要になるはずだ。

 当然、軍人というのは、命令第一で、わが身が糞尿にまみれようとも命令を遂行するものだ、という反論も成り立つ。しかし、である。それ以前に、外国勢力がこのような悪臭にまみれた国を見て「侵略したい」と思うだろうか? つまり、やる前から敵の戦意をそぐ、これが、21世紀の馬桶陣の主眼であり、21世紀の呪術なのだ。

 この事実に触れ、わたしは、中国海軍の慧眼と戦略に唖然となった。彼らは、歴史から学び、さらにそれを発展させる知恵を持った現代の楊芳たちなのである。

2006.01.01

三国一の裏切り者

 また、三国ネタです。

 わたくしは、常々劉備のことを「裏切りと乗っ取りと撤退のプロ」と呼んできました。ですが、最近、「裏切りと乗っ取り」に関しては、もっと上がいることに気づきました。

 それは呂布です。「乗っ取り」に関して言えば、プロであるはずの劉備の陣営を見事に乗っ取り、「裏切り」に関してはプロであるはずの劉備の裏切りを早期に察知してつぶしています。

 この呂布という人、正史でも演義でもむちゃくちゃアホだったような書かれ方をしていますが、わたくしは疑問に思います。と言いますのも、この人の配下には優秀な人が多く、例を挙げると高順、張遼、陳宮などで、彼らは、最後まで主君を裏切ることがありませんでした。同じアホ君主でも袁紹などは、荀イクのようにあまりのアホさ加減に嫌気がさして曹操陣営に投じた人や許攸のように裏切った人がいるのですが、呂布陣営にはそう言うのがありません。もしかしたら、実は信頼できる君主でしたが、最終的な敗北者であったが為にボロカスに言われているだけなのかも知れません。

 で、その呂布も魏続、宋憲に裏切られ、死んでしまいます。

 ということで、今のところの「三国一の裏切り者」は、魏続、宋憲の裏切りコンビに決定しました(笑)。

『三国演義』ドラマと原作の違い

 以前書いたドラマ『三国演義』ですが、『千里走単騎』まで見ました。

 このドラマは、結構原作に忠実に作られていて、いろんなセリフも原作からそのまま引用されています。一方でドラマの方で原作のストーリーを変えている部分もあって、それにより矛盾した、あるいは、よくわからなくなっている部分があります。以下にわたくしが気づいた点を挙げます。

 まず、超貂ネタ。超貂は、原作では、呂布の妻になったことになっておりますが、このドラマでは、董卓の死後、どっかに旅立っていく設定になっています。原作には、呂布が下ヒで曹操に包囲され、呂布が城から出て曹操軍を討とうとしたとき、嫁さんが「わたしは、長安ではあなたに捨てられかけたのに……」と泣き言を言うシーンがあります。これは、原作では、超貂のセリフで、董卓とのいざこざがあったことを指しているのですが、ドラマでは別の人が嫁さんになっていて、その嫁さんのセリフになっているので、イマイチ意味がわからないセリフになっています。

 次ぎに関羽。原作では、関羽が曹操に降った後、曹操が関羽に美女を贈ります。このとき、関羽は「ふーん」というような冷たい反応でした。そして、その直後に赤兎馬を贈るわけですが、その時の関羽は大喜びでした。そこで、曹操が「(さっき美女を贈ったときはそんなに喜んでいなかったのに)馬を贈ったら大喜びとは。もしかして、人より馬の方が上だと思っているのか?」と言います。一方、ドラマでは、美女を贈った部分をカットしているにも関わらず、上記セリフだけ残しているのでやはりちょっと「???」なセリフです。あと、ドラマでも、関羽が曹操の元を去るとき、贈られた美女たちが急に出てきます。ここもドラマだけ見ている人には「???」ですね。

 それ以外にも曹操が倉庫係に小さい升を使って兵士をごまかすよう指示し、それがばれると、こいつの所為だと倉庫係を斬ってしまうシーンですが、これは原作では曹操のずるがしこさを演出するような書かれ方をしています。しかし、ドラマの曹操は、どうしようもなくこういう措置をとった、と言う風になっており、このシーンの後も、この倉庫係(王コウ)のことを悲しむセリフなどがあり、この辺は原作とちょっと違うな、と思いました。この王コウの死を悼むシーンもすごく唐突で、「???」です。

 ……とは言いながら、ほぼ原作に忠実に作られています。個人的には劉安のおいしいスープのエピソードがカットされているのが非常に残念ですが(笑)。

2005.12.14

歴史から何を学ぶのか?

 中国の高官は、よく「歴史を鑑に」とか「歴史から学ぶ」とか言いますが、いったい何を学ぶのかというのも重要ですよね。

 もし、日中の近現代史から単に「日本人は冷酷無惨な殺人マシーンだった」とか「共産党は偉大だった」とかいうその程度のことしか学べなかったとしたら、亡くなっていったたくさんの被害者のみなさんも浮かばれないでしょう。

 同じように日本側もどうかなと思います。わたくしは、若い頃、年輩の人から戦争体験談を聞くのが好きでした。何でもない只のオジサンでも、戦争を体験してきた人たちの話は、若い頃のわたくしにとって、実にすごみがあり、エキサイティングで、興味深いものでした。

 それらの体験談の中で共通する空気というものがありました。それは、「あの戦争は馬鹿馬鹿しかった」というものです。「何であんなアホなことを国を挙げてやってしまったのか」……こういう感想は、体験した人でなくても、普通に歴史について知っている人なら誰もが思うことです。ちなみに司馬遼太郎先生も、敗戦の時に「なぜ日本人がこんなアホなことをしてしまったのか」という強烈な感慨を抱いたと言います。

 少なくとも第二次世界大戦は、日本にとって負け戦であり、絶対にほめられたものではありません。最近、ネットの世論を見るに、こんな簡単なことすらわからなくなっている人が増えているのはビックリですね。

 思うに日本人も中国人ももっと歴史にマジメに向き合う必要があるようですね。でないと死んでいった多くの人たちがかわいそうです。

ドラマ『三国演義』

 最近、中国電視台制作ドラマ『三国演義』を最初から見ています。VCDは、持っていたのですが、今まで見ることもなく、置いていたのです。

 久しぶりに見ますけど、面白いですね。誰かが、「世界で一番面白い小説」と言ったのもうなずけます。わたくしは、世界中の小説を読んだわけではないので、そんなことを言う資格はないですが、何回読んでも(見ても?)面白いというのはすごいですね。

 個人的には、日本人向けにアレンジされた吉川英治先生の『三国志』が一番だと思っています。それ以外だと陳舜臣先生の『秘本三国志』『諸葛孔明』あたりもイイですね。それ以外の人のは今ひとつしっくり来ません。

 映像だと断然このドラマですな。最近、思うこともあるんで、三国ネタを書いてみたいと思います。