ノリック選手の思い出
阿部ノリック選手の思い出を書いておきます。
まず、ノリックというのは愛称でもありましたが、正確には登録名というべきです。一部メディアが誤報していたのでここに書いておきます。
1.左コーナーは得意だが、右コーナーは苦手。
アメリカのダートトラックで修行した影響らしいのですが、ダートラ出身でもあまり聞いたことのない癖ですね。親からの遺伝という声も?
2.予選は苦手だが本番(特にスタート)は得意。
予選、というか、セッティングを決めるのが苦手、というか、遅く、予選では常に中位以下という感じ。ただ、スタートのテクニックが実にすばらしく、予選で後ろのほうでも1コーナーではトップグループにいるということが珍しくありませんでした。
3.彼はなぜ自分が速く走れるのかがわかっていない
これは、有名なライダー、ミック・ドゥーハン選手のセリフ。
4.2ストは得意だが4ストは苦手。
最高峰で3勝という輝かしい成績は、最高峰が500ccの2サイクルマシンだったころの成績です。Motogpになって、マシンが4ストになると、成績はさっぱりになってしまいました。
5.走りは野性派でも解説は理論派
まあ、全盛期の走りとか、インタビューの受け答えとか、上記3とかを見ていて、あまり頭を使って走るタイプではないと思われていましたが、ゲストでテレビの解説として呼ばれたときは、マニアも納得する理論的な解説を聞かせてくれました。
6.ろっしふみがんばって
これは、ロッシ選手のマシンに張られたステッカーの文字。少年時代にノリック選手の大ファンだったロッシ選手。当時の登録名だった「ノリフミ」と「ロッシ」をかけて、「ろっしふみ」というニックネームを考案し、上記ステッカーをマシンに貼り続けています。詳しくは下記リンク参照。
MotoGP 速報ニュースサイト インテリマーク - ロッシ「ノリックは自分に大きな影響を与えたライダー」
いずれにしても、華のあるライダーでした。若いころは、本当に彼が最高峰のチャンピオンになるのでは?と期待を抱かせる逸材でしたし、、、いまだに事実を受け入れがたいです。
Recent Comments